長澤まさみ(34)が9日、東京・歌舞伎町ゴジラロードで行われた映画「シン・ウルトラマン」(樋口真嗣監督、13日公開)レッドカーペットイベントで、全長60メートルの「シン・ウルトラレッドカーペット」を歩いた。「何だか、帰ってきたという感じで、うれしいです。戻ってこられて、温かい気持ちになりました」と喜んだ。

歌舞伎町ゴジラロードは、2015年(平27)4月16日に新宿東宝ビルとともに完成し、長澤は同日にゴジラと一緒にレッドカーペットを歩いた。当時は快晴だったが、この日はイベント開始前から激しい雨が降った。それでも、長澤は、新宿東宝ビルの壁に掲出された「シン・ウルトラマン」の巨大ポスターの地上50メートルに、新宿東宝ビル名物の12メートルのオブジェ「ゴジラヘッド」が、かみつくかのように絡んだ頭上の風景を見上げ「ちょっと、面白いです、やっぱり。あの2人(ウルトラマンとゴジラ)が並んじゃうんだって」と笑みを浮かべた。

長澤は劇中で、主演の斎藤工(40)演じる、防災庁の禍威獣(かいじゅう)特設対策室専従班、通称・禍特対(かとくたい)の作戦立案担当官でウルトラマンになる男・神永新二の相棒の分析官・浅見弘子を演じた。2日に都内で行われた完成報告会前に完成版を見ており「物語の情報量とスピード感が、ものすごくて圧倒されて。その中で、こういう物語だったんだと知る衝撃もあった。今まで感じたことのない映画体験。1回だけじゃダメだ、何回も劇場に見に行きたくなる作品。樋口監督と(脚本の)庵野秀明監督が、今まで作り上げてきたものの全てがこの作品に存在している気がして。それが驚き、感動した部分だった」と語った。