森山未來(37)が28日、東京・新宿バルト9で行われたアニメ映画「犬王」初日舞台あいさつ(湯浅政明監督)で最近、熱狂していることを聞かれ、地元の神戸に立ち上げた芸術家が滞在するための施設「アーティスト・イン・レジデンス神戸」(AiRK)の運営だと即答した。

森山は「地元・神戸に、アーティストレジデンスを立ち上げた。その運営にメチャクチャ熱狂しています」と笑みを浮かべた。立ち上げの経緯を聞かれると「単純に去年、神戸で振り付け、パフォーマンスして滞在する中で、芸術家を招聘(しょうへい)するプログラムを神戸でやっているけれど(芸術家が)滞在する施設が少ない。自分も遊びたい…共同する中でできちゃった」と説明した。

森山は劇中で、4人組ロックバンド「女王蜂」のアヴちゃんが演じた人々を熱狂させた能楽師・犬王と出会い、歌と舞を交わす琵琶法師の少年・友魚を演じた。舞台あいさつの最後に、森山は「ウィズコロナ、ポストコロナと言いますが、体というものを、どうやって人と寄せ合って、関わっていくかを求める状況であるかなと。フェスも再開し始めている。フェス映画。楽しんで欲しい」と客席に呼び掛けた。