内藤剛志主演のテレビ朝日系連続ドラマ「警視庁・捜査一課長 season6」(木曜午後8時)の最終回となる第10話が16日に放送され、平均世帯視聴率が10・9%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は6・1%だった。

警視庁の花形部署・捜査一課を舞台に、400人以上の精鋭刑事を統率するたたき上げの一課長・大岩純一(内藤)の熱き奮闘を描くミステリードラマ。

第10話では…。

「一課長、殺しです」。小山田大介管理官(金田明夫)から報告を受けた大岩課長は、胸騒ぎを覚えながらも臨場する。

殺されていたのは、大手IT企業“ビッグホール”のグループ企業であるデザイン会社に勤務するCGクリエーターの遠藤真理(朝木ちひろ)。真理は数日前から無断欠勤を続けていたという。現場資料班刑事・平井真琴(斉藤由貴)は、欠勤を続けていたはずの彼女が、芸術家風のスタイリッシュなファッションを身にまとっていることに違和感を抱く。

バッグの中には1通の企画書が残されており、調べたところ、真理は東京の湾岸エリアを仮想空間内に再現するメタバース(3次元仮想空間)プロジェクトのデザインを一手に請け負っていたことが判明。さらに彼女は事件直前、“秋野胡桃”“爆破予告”というワードを検索していたことが分かる。

サイバー事件対策室の谷保健作(土屋伸之)によると、数日前からネット上で「ビッグホール本社を爆破する」という犯行予告が相次いで発見されており、それらすべてが真理のパソコンを経由して発信されたことを突き止めたという。被害者は爆破予告に関わっていたのか…。

そんな時、衝撃の知らせが入る。真理が殺されたのと同じ場所で、新たに身元不明の男性の遺体が見つかったのだ。しかも殺された男は胡桃らしき女性と会っていたことが分かった。

シリーズ史上最難ともいえる不可思議な連続殺人の真相を突き止めるため、大岩たちは前代未聞の捜査に挑むことになった。