演歌歌手美川憲一(78)が20日、東京・中野サンプラザホールで約10カ月ぶりのコンサートを行った。

約1800人のファンを前に、8月24日発売の新曲「別れてあげる」やヒット曲「さそり座の女」「釧路の夜」などを披露。オートクチュールの華麗な衣装を身にまとった際には「服に負けないように30キャラットの指輪をしてきたわ」と指輪を紹介。71年のヒット曲「お金をちょうだい」を歌唱する際には「この曲は奥ゆかしい女性を描いているの。歌うのは男性でも駄目だし、女性でも駄目ね。私じゃないと。私、中途半端だから」などのトークで盛り上げた。

客席はマスク姿のファンで埋まり、声援が飛ぶことはなく、拍手が何度も鳴り響いた。「私ね、5月に米国に行ったの。お家があるから。マスクをしているのは私だけなのよ。本当に日本の人は真面目。規則を守っている」と感心していた。