11人組男性グループJO1が22日、東京・江東区の日本化学未来館で行われた、「スペースデリバリープロジェクト-RETURN TO EARTH-」第2弾キックオフイベントに出席した。

同プロジェクトは国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟内にある、唯一宇宙空間にさらされた船外の実験スペースを活用した暴露実験プロジェクトで、JO1は公式アンバサダーとして実験にも参加する。この日は全員が本物の宇宙服を着て登壇。幼い頃に宇宙飛行士に憧れていたという木全翔也(22)は「卒園式でもなりたいと言っていて。今日こんないいものを着させていただいて、ぷるぷるしています。本当にうれしいですね。(JO1に)なってよかったです」と喜んだ。

実験では、本年度打ち上げ予定のロケットでアルバムジャケットやJO1のロゴ入り金属プレートを運び、約半年間、宇宙空間にさらして色の変化などを観察する。JAXA(宇宙航空研究開発機構)によると、ISSは、地上から約400キロの上空を秒速約7・9キロ(時速約28000キロ)で飛行し、地球を約90分で1周、1日で約16周する。その船外に設置されたプレートが半年間でどのような色に変化するのか。また、地上からも一定の条件がそろえば、上空でISSを確認することができるという。

メンバーは帰還後のプレートの姿に思いをはせ、河野純喜(24)は「今もかっこいいプレートなんですけど、めちゃくちゃ輝いて帰ってくると思います。言葉で言い表せない輝きですね」と予想。佐藤景瑚(23)も「僕の計算が間違ってなければ、(メンバー数と同じ)11色になって帰ってきます」と笑顔で語った。

JO1は今後も公式アンバサダーとして、日本人アーティスト初となる宇宙空間を活用した新しいエンターテインメント領域を創出することに挑戦しながら、同プロジェクトを盛り上げていく。リーダーの與那城奨(26)は「JAM(JO1ファン)との絆を思いながら、プロジェクトを全世界の人々に感じてもらえたらうれしいなと思っています」と意気込み、「今回のプロジェクトを通して、宇宙のことを知らない人に少しでも興味を持っていただけたらうれしいなと思っていますし、それは僕たちのアンバサダーとしてのミッションとも思っています。これからもよろしくお願いします」と締めくくった。