日刊スポーツ競馬面「ほろ酔いG1予想」でおなじみ高田秋(30)がタレント業も快走している。4月からBS Japanext「おとなの嗜呑~華麗なる日本酒の世界~」(土曜午後6時)とラジオ日本「高田秋のFEEL SHU NICE!」(日曜午後10時30分)が新たにスタートし、レギュラー、定期出演番組あわせて2ケタに到達。多忙の中の楽しみは、やはり“アレ”だった。

   ◇   ◇   ◇

高田の和装があでやかな「-嗜呑」では、初共演の船越英一郎(61)の酒の知識に刺激を受ける日々だ。「ベビースターラーメンに食べるラー油3杯、クリームチーズをひと口大に切って混ぜたら、めっちゃお酒に合う。そういう簡単レシピをいつも教えてくださるんです」。収録は2本撮り。「1回で5種類くらい飲む。2本撮りで10種類。べろべろで帰ります」と笑った。

「飲みキャラ」を確立したBS-TBS「町中華で飲ろうぜ」(火曜午後10時)は4年目に突入。「この間、ウインドーショッピングでシャネル入ったんですよ。そうしたら(店の)お姉さんが『街中華姐さん!』って」。ギャップのある反響に驚きつつ「描いていた未来図と、いい意味でかけ離れている」と充実の表情を浮かべた。

30歳を意識してバーとゴルフもデビュー。「バーというかスナックみたいな…仕事終わって1人で飲むって大人だなって(笑い)」。競馬好きと合わせ、あまりの「おじさんキラー」ぶりに「私がおじさんなのかもしれない」と苦笑いした。

多忙の中で幸せを感じる瞬間は「家に帰ってからの1杯ですよ!」と即答。日本酒コーナー、ワインセラー、ビール満載の冷蔵庫がある自宅で「今日はどこのブロックを攻めようかな…どうしよう!っていうときが幸せ」。恍惚(こうこつ)の表情で“はしご酒”を語った。

30歳を機に、自らプロデュースした日本酒「秋華七-AKIHANA-」を発売。利き酒師の資格を持つ高田が、地元北海道の蔵元に通い詰めて作った「渾身(こんしん)の1本」だ。今後を聞くと「もっともっとお酒に特化して、裏方もやってみたい。全国の日本酒セレクトして売るとか。立ち飲み本も出したいですね」。さらに「『アメトーーク!』に出たい。お酒大好き芸人!何で私、呼ばれないのかな~」とスタンスはブレない。おじさんが喜ぶほろ酔い姐さん姿は、まだまだ見られそうだ。【大井義明】

◆高田秋(たかだ・しゅう)1991年(平3)9月23日、北海道生まれ。高2だった09年、札幌でモデル活動スタート。出演は他にBS11「BSイレブン競馬中継」、東海テレビ「千原ジュニアのヘベレケ」、初冠ラジオのラジオ日本「高田秋のFEEL SHU NICE!」など。YouTubeチャンネルでも競馬予想やお酒トークを披露。保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の2種免許も所持。酒豪ではなく「たしなむ」飲み方。166センチ。