EXILEが、6日の福岡・ペイペイドーム公演で全国ドームツアー「POWER OF WISH」を開始する。2年4カ月ぶりのドームツアーには、20年11月にグループ活動を卒業したATSUSHI(41)も“限定復活”し、デビュー20周年の集大成として、願いの力を込める。NAOTO(38)TAKAHIRO(37)白濱亜嵐(28)が意気込みを語った。【大友陽平】

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グループにとっては2年4カ月ぶりとなるドームツアーがいよいよ開幕する。

NAOTO 自分たちの中でも印象的だった「TOWER OF WISH」(11年)、そして「STAR OF WISH」(18~19年)に続いて、再び「WISH」シリーズをやれるのはうれしいです。今、みんなが必要としているパワー、“願いの力”をお届けしていきます。

白濱 リハーサルからATSUSHIさんの存在の大きさを感じていますし、(ATSUSHI卒業以降の)14人で確立してきた部分も見せられると思います。EXILEの軌跡を感じていただける内容になっていると思います。

デビュー20周年。グループも新たな変革期を迎える中で、今年2~5月には、13年ぶりとなるアリーナツアー「RED PHOENIX」を完走し、改めて感じることがあった。

NAOTO お客さんとの距離感の近さに、熱量をよりたくさん感じました。ドームでは感じられなかった久しぶりの感覚を感じることができて、毎回毎回楽しかったです。

TAKAHIRO ありがたいことにドームツアーを恒例で回らせていただくことが多かったんですけど、それぞれが音楽が好きで、ダンスが好きで…といった、初心を思い出させてくれたツアーになりました。

それぞれがEXILEの看板を背負いながら、グループ活動をはじめ、ソロ活動も充実させてきた。ドームツアーは、その1つの集大成でもある。

TAKAHIRO EXILEにとってドームツアーは、“みんなの願いが集まる場所”だと思います。コロナ禍でライブができなくなった瞬間、自分たちの存在を疑うほどゴールを見失ったというか…。ドームに立たせていただくという行き先があるからこそ、頑張れるんです。

グループにとっても、大きな節目になる今回のツアーは、1つのゴールであり、そしてスタートだ。

TAKAHIRO 感謝の思いをもって、10年、20年と応援してくださった皆さんに恩返しができればと思っています。今後のLDH、EXILEに期待していただけるような、その先陣を切るツアーになるように責任感を持ってやっていきたいです。