歌手藤井フミヤ(60)が11日、東京・千代田区の日本武道館でバースデーライブを行った。この日が60歳の誕生日で、日本武道館は1992年(平4)12月にチェッカーズが最後のコンサートを行った会場でもある。ダブルでメモリアルなステージになった。

還暦にちなんで真っ赤なTシャツを着た約1万4000人のファンで客席はぎっしり。大きな拍手で会場全体が包まれる中、同じように真っ赤なスーツとシャツで身を固めたフミヤが登場。360度見渡せるセンターステージに立つと、200万超の大ヒット曲「TRUE LOVE」でライブがスタートした。

最初のあいさつで、自分もファンも赤い服だと指摘をして「まるで大きなチゲ鍋の中で歌っているよう。真ん中にいる私も(お笑いタレントの)カズレーザーみたい」と笑わせた。そして「老体にむち打って頑張ります。皆さんも楽しんで帰ってください」と呼び掛けた。

中盤では「ギザギザハートの子守唄」「ジュリアに傷心」「あの娘とスキャンダル」「星屑のステージ」などチェッカーズ時代のヒットナンバーで盛り上げた。「あんなスーパーアイドルになるとは思わなかった。チェッカーズで約10年活動をして、ここで解散コンサートをした。あれから約30年。みんな大人になったね」。これまでの年月をしみじみと振り返り、9月から突入するアーティスト活動40年目に目を向けた。

アンコールでは20代からの親友であるヒロミ、とんねるず木梨憲武が登壇し、15年に3人で歌った「友よ」を熱唱。水谷豊も激励に駆けつけた。次の「紙飛行機」の歌唱時には、ファンが一斉に紙飛行機を飛ばし始めた。4万機を超える紙飛行機が会場を舞う中、フミヤは感謝の歌声でファンの思いに応えた。

「古希でもパーティーやるよ。歌えるところまで歌っていきます」。還暦の節目に生涯現役を誓った。