歌舞伎俳優市川團十郎(48)が21日、「團菊祭五月大歌舞伎」(5月3~27日、東京・歌舞伎座)での「助六由縁江戸桜」上演に向け、豊洲の魚河岸水神社を参拝した。
團十郎家の伝統で、助六を演じる役者は魚河岸へあいさつに出向き、舞台で使用する「江戸紫の鉢巻」を魚河岸会から贈られる。
團十郎は「歌舞伎や魚河岸、『助六由縁江戸桜』という演目には江戸の情緒があふれてちりばめられている。そういったところを、役者としては父に教わったように演じられるように頑張っていきたい」と話した。
いい男の代名詞でもある花川戸助六を演じるにあたり「難しいですよね。当時のいい男の基準値と、今のいい男の基準値は異なるので。要は粋であるということ。古典の良さと、現代のいい男と言われてる雰囲気を私が出せるよう努力したい」とした。
魚河岸水神社での鉢巻贈呈を受け、團十郎は「350年続いている文化、風習がなかなかない時代の中で、ちゃんと紡がれていることに重要性を感じました」と語った。
鉢巻贈呈は、22年の團十郎襲名披露興行を控えた同年10月以来となる。



