高嶋政宏(56)が、日活ロマンポルノ50周年記念プロジェクトの新作映画製作企画「ROMAN PORNO NOW(ロマンポルノ・ナウ)」第2弾「愛してる!」(白石晃士監督、9月30日公開)に本人役で出演し、企画、監修まで担当したことが13日、分かった。18年の著書「変態紳士」でSM好きをカミングアウトしており、今作ではSMの世界観や脚本へのアドバイスも手掛けた。「いや~最初は人生初の、自分がSM映画の企画に携わる! 興奮で浮かれてましたが、すぐに、いつもお世話になってる歌舞伎町の皆さんに恥じない作品を作らねばのプレッシャーが押し寄せ」などと熱く語った。
高嶋は劇中で、SMクラブ「Hentai Shinshi」の常連客の俳優・高嶋政宏を演じる。主演の川瀬知佐子(22)演じる、鳴かず飛ばずの地下アイドルのミサの、SMの才能を見いだしてサポートしていく役どころだ。オファーを受けた時の感想を聞かれ「そっから来たか! というのが最初の感想ですが、それよりも私とSMを題材に、どんな風に映画にするのか? の興味の方が大きかったですね」と振り返った。
「変態紳士」でつづった、SMとの出会いから人生を見いだした自身の過程を生かし、脚本開発の際にはセリフ、SMの世界観、心情描写などについてアドバイスした。それだけにとどまらず大阪、東京を中心に活動する、緊縛師の蒼月流(あおつき・ながれ)を紹介。蒼月はSM監修として作品に参加し、出演者たちにSMプレーを指導した。実際に地下アイドルのメンバーだった川瀬がアイドルとSM両方の世界を駆け上がろうと決意するミサを、高嶋も本人役を演じるという、フェイクドキュメンタリー的な映画だが、高嶋が企画、監修に関わったことで作品のリアリティーは増した。
高嶋は、企画監修に携わった感想を聞かれると「第1回目の会議の時、一般の人たちが抱いてるSM BARと実際のものが、どれだけ違うかの思いの丈を、しゃべりまくってしまいました」と振り返った。その上で「とにかく僕が、いつも接する(SMを愛好する)人たちは間違いなく見るわけで、監督、脚本家、プロデューサーと、すぐにお店に行く日にちを決め、絶対の信頼を置いてる指導者と引き合わせ、僕の話とあわせてSMの神髄を聞く会を催しました」と、製作陣をSMのお店に連れて行き、会合まで開いたと説明。「まぁ、それだけ企画や、内容に携わるという事は大変なことなんだなとつくづく思い知りました」と振り返った。
白石晃士監督は「高嶋政宏さんは紳士かつ真摯(しんし)で、少年のように純粋な好奇心とプロフェッショナルな厚みとユーモアを兼ね備えており、お仕事をご一緒することは非常に刺激的で興奮しました」と高嶋との協同作業を振り返った。その上で「クライマックスのひとつである高嶋政宏さんの、あるシーンは、感動と笑いの波状攻撃にノックアウトされること必至です。そんな高嶋さんの監修を受け、そのSMへの情熱に突き動かされて、楽しく激しく燃え上がる映画を作り上げました。どうぞお楽しみに」とアピールした。



