俳優林遣都(31)と仲野太賀(29)がダブル主演を務める日本テレビ系ドラマ「初恋の悪魔」(土曜午後10時)の第1話が16日、放送され、世帯平均視聴率が6・6%(関東地区、速報値)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は3・8%だった。

同作は警察署を舞台に、さまざまな事情を抱えた署員たちが奮闘し、難事件を解明していくミステリアスコメディー。「東京ラブストーリー」、「Mother」、「Woman」などで知られる坂元裕二氏が脚本を書き下ろした。

林、仲野ともに日テレ系ドラマ初主演。林は凶悪犯罪解明に憧れて刑事となるも、大きな失敗をきっかけに停職処分を受けてしまう刑事失格の推理マニア、鹿浜鈴之介役、仲野は家宅捜索情報リークのうわさが流れた鹿浜の素行調査を命じられる、同僚の総務課職員の馬淵悠日(はるひ)役を演じる。

第1話では、とある病院に長期入院中の少年・新(柴崎楓雅)が、病院の中庭で遺体となって発見された。飛び降り自殺かと思われたが、新と同室だった入院患者の少年・大希(高橋來)が事情聴取で、新は担当医師の堂島に殺されたと証言。その後、大希は病状が悪化して危篤状態に陥った。新の死は、医師による殺人の可能性も出てきた。

境川警察署・総務課職員の悠日は署長の雪松(伊藤英明)から、ある失敗をして停職処分中の刑事・鈴之介の監視を命じられる。刑事だった悠日の兄は、捜査中の事故で殉職したのだが、雪松は鈴之介がその死に関わっているかもしれないと告げる。思いがけない命令に、悠日は戸惑う。

悠日は大きな洋館に1人で住んでいる鈴之介の家を訪ねることに。署内で行っているアンケートと称して鈴之介から話を聞くと、過去に起こった世界の猟奇的犯罪について、熱っぽく語る鈴之介。彼は、凶悪犯罪愛好家の推理マニアだった。