人気ユーチューバーのHIKAKIN(ヒカキン)が15日深夜、YouTubeチャンネルで生配信を実施。出演イベントに不審者が乱入した騒動について「忘れることはできないかも」とショックを語った。

ヒカキンは14日に東京・国立代々木競技場の第一体育館で出演したイベントで、ステージに突如上がった、イベントと無関係の不審な人物から首に手を回されるなどするアクシデントがあった。

今回の配信で「まずは無事でしたので。擦り傷ひとつない。ちょっと(首を)ググッとやられたんですけど、大きいケガとか痛くなったとかはないので。本当にたくさんのご心配をありがとうございます」と報告と感謝を述べた。

メンタル面についても「大丈夫です。今のところ全然」としたが、「正直、忘れることはできないかもなっていう、一生、目には焼き付いたなっていう感じはある」と、少なからずショックを受けたことを明かしつつ、それでも「(接触されたのが)僕で良かったなぁって思う。良くないんですけど、お客さんも居て、他の方も居た中で、対象が僕でまあ良かったなって」とした。

イベント当日を振り返り、「ゲームの結果とか順位とかに集中してモニターを観ていたら、気づいたらもうここに居た」と、不審者がすぐ真横に来て気づいたという。その人物が傘をさしているなどしていたことから「正直、見た瞬間に違和感というか、80%くらいマズイことが起きてしまってるかなとはよぎった」というが、凶器などを持っている様子がなかったことから「演者の方なのか、スタッフさんなのかと一瞬思ってしまった」と語った。

また、自身とともにMCを務めていた出演者たちについては「めちゃくちゃ僕を助けようとしてくれていた」と、危険を察知して近くのスタッフに小声で助けを求めていたと説明。配信時の映像ではヒカキンと反対方向を向いていたため、「誤解を招いていないといいな」とした。

警備体制については「甘いと言われたら仕方ないのかもしれませんが、徹底してやっていて誰もわからない、まさかのところから入られてしまった。今回、僕もゾッとしましたけど、良いことではないと思うんですが、これをきっかけに今後もしこういう物騒な事件がどこかで起きてしまわないように、皆さんや僕みたいにエンタメに携わる者がより気をつけるきっかけになって被害者が減ったらいいなと思います。僕らとしても課題が見つかった部分もありますので、そこは今後徹底して改善していくとは思う」とした。