宝塚歌劇団は30日、上演中止となっている東京宝塚劇場での花組公演「巡礼の年~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~」「Fashionable Empire」について、当初予定で千秋楽となる9月4日公演を実施すると発表した。

同公演をめぐっては、新型コロナウイルスの陽性者が確認され、20日午前、急きょ当日の上演を中止。以後、中止期間の延長を繰り返し、9月3日までの取りやめが決まっていた。

同公演は、兵庫・宝塚大劇場での公演を終え、7月30日に東京宝塚劇場で開幕予定だったが、公演関係者から陽性者が出て、初日から11日までの上演を中止。14日午後3時30分開演分から遅れて開幕したが、その後、再びの上演停止に見舞われていた。

同劇団では「公演の実施にあたりましては、感染予防対策を徹底し、お客さまにより良い舞台をお届けできるよう、また安心してご来場いただけますよう、出演者・スタッフをはじめ関係者一同、全力で努めてまいります」とし、千秋楽に予定していたライブの中継、配信も実施する。