北島三郎(85)が芸道60年の節目を迎えている。老若男女から「サブちゃん」と親しまれる国民的スター。だが、コロナ禍でメディアなどに露出する機会が減少している。そこで、北島音楽事務所に所属する“北島ファミリー”の長男北山たけし(48)に、北島の近況や「北島と私」「北島ファミリー」について語ってもらった。“サブロス”の読者に必読です!【取材・構成=松本久】
09年に北島の次女と結婚した北山は、北島にとって公私にわたる“息子”だ。8年の付き人生活を経てデビューして19年。合わせて30年近くも北島を間近で見ている。
-付き人時代のエピソードを教えてください
「2度聞き禁止」なんです。師匠が何を言っているか分からなくても「はいっ」とだけ答える。もし、違うことをしたら「違うんだよ、ばか野郎」としかられます。でも、これは「どんな言葉でも聞けるような態勢を常に取っておけ」という教えなんです。
-デビューをしてからは、付き人時代と接し方が変わりましたか
はい。師匠が帰宅をすると靴を脱ぐ手伝いをしたりするのですが、デビューが決まったと同時に「もう歌手の1人だから、そういうことはしなくていい」と。すごい切り替えです。歌については「しっかりと2階のお客さんに届くように歌え」など、今でもカツを入れられますが、身の回りのことなどで怒られることはなくなりました。
-現在、ファミリーの長男として心掛けていることはありますか
山本譲二さんや小金沢昇司さんがのれん分けされて、(大江)裕という弟もできて、「自分がちゃんとやらないといけない」という責任感はすごく感じています。
-歌の道では弟子で、プライベートでは義理の息子。違いはありますか
結婚をして13年になるのですが、「弟子と師匠」の距離感がまったく変わらないんです。実は結婚する前、義理の息子になって「おやじ」と呼ぶのを妄想していたんですけど、全然変わりません(笑い)。
-13年たってもですか
長女や三女(女優水町レイコ)の旦那さんは「お父さん」と呼ぶんです。「えーっ、何で『お父さん』なんて呼べるの」みたいな。師匠と一緒にテレビを見たりするのですが、絶対に「お父さん」なんて言えないですね。
-北島ファミリーについてどう思いますか
最高です。ファミリーでコンサートをしていても、師匠の目配りとか腕の振りだけで、みんながすべてをキャッチする。事前の打ち合わせがなくても、うまく対応ができる。チームワークが本当にすごいです。
-今後どんなファミリーにしていきたいですか
(原田)悠里さんもそうですが、公演には「北島コーナー」があります。師匠の歌をしっかりと歌い継いでいく。それがファミリーの使命だと思います。もちろん「歌心」もしっかり継承していきます。
◆北山たけし 本名・渡辺毅。1974年(昭49)2月25日、福岡県生まれ。21歳で北島三郎の内弟子となり、8年の付き人を経て04年に「片道切符」でデビュー。代表曲に「男の拳」「男鹿半島」「剣山」など。18年に大江裕とユニット「北島兄弟」結成。NHK紅白歌合戦に5回出場。特技は和太鼓、尺八。好きなスポーツは空手、柔道。168センチ、60キロ。血液型A。
<北島三郎の今年の主な活動>
▼3月11~13日 福岡・博多座でファミリー公演
▼4月17~19日 大阪・新歌舞伎座でファミリー公演
▼5月13~15日 名古屋・御園座でファミリー公演
▼7月19日 東京・八王子でファミリー公演
▼10月27日 東京・中野サンプラザで「日本クラウン60周年記念 令和・歌の祭典2022」に出演
◆日本クラウン60周年記念 令和・歌の祭典2022 北島三郎、瀬川瑛子、鳥羽一郎、三山ひろし、純烈らが出演するコンサート。10月27日に東京・中野サンプラザホールで開催。



