女優原田美枝子(63)が9日、都内で、菅田将暉(29)とのダブル主演映画「百花」(川村元気監督)公開初日舞台あいさつに出席し、参加する国際映画祭についての思いを明かした。

初日を迎え、原田は以前までコロナ禍で観客が満員に出来なかったことを踏まえ「お客さんが100%入れるのがうれしくて、こちらから感想を聞きたいくらいです」と笑顔を見せた。

ダブル主演した菅田について「撮影中はどんな人かなって思う余裕もなくて、宣伝活動するようになって“いいやつだな”って思いました」と笑いを誘い、菅田は「ありがとうございます」と笑顔で頭を下げた。

さらに「菅田さんは息子のように若いけど、一生懸命でおとこ気があって頼れる。またいつか一緒に仕事できれば」と伝えた。菅田も「今回は会話が成立しないお芝居がほとんどだったので、次はほんわかした会話をしたいです」と今後の共演を期待した。

この日、第70回サン・セバスティアン国際映画祭(16日~24日)に原田と川村監督が参加することが発表された。原田は「国を超えて認知症や息子との関係がわかってもらえるかが映画祭でわかると思うので、楽しみです。認知症は私もいつかなるかもしれないし、わかってもらえると思うんです」と期待した。

川村監督も「原田さんがどう現れるのか期待されていると言われるので、伝説的な人になっているのかなと感じます」と話した。

長澤まさみ(35)永瀬正敏(56)も出席。