坂口健太郎（31）が13日、都内で行われた映画「ヘルドッグス」（原田眞人監督、16日公開）公開直前イベントに出席し、主演岡田准一（41）から「一番クレイジーかもしれない」と紹介された。

“闇落ち”した元警察官が、警察に潜入捜査を強制されたヤクザ組織でのし上がっていくストーリーで、坂口はヤクザ組織のサイコパス・室岡秀喜を演じる。岡田ふんする主人公・兼高昭吾とは劇中で“狂犬コンビ”と呼ばれるバディを組んでおり、撮影中は2人で筋トレに励んでいたという。岡田の直伝のトレーニングを「めちゃくちゃしんどいんです」と明かすと、同時にタイプの異なる別作品に参加していたことを振り返り「別の作品に戻った時に首が太かった。シャツもワンサイズ上げて」と語った。

共演の吉原光夫（43）は「坂口君はその時期に僕が好きな“癒やし系男子”の役の作品を撮っていて、よくできたもんだなと。こっちではぎゃあぎゃあ騒いで銃ぶちかまして、あっちではピュアな男子を演じている坂口君すげえな」と振り幅と対応力に感心すると、岡田も「精神が崩壊していたんじゃないかな。実は一番クレイジーかもしれない」といじって笑わせた。

これに坂口は「実は最近『変だよ』って言われることが多くて」と真顔で応じると、「あえてぼけている所もあるんですけど、みんなに変だよって言われる」と困った様子。岡田は「それはもう本物かもしれないね」と言い聞かせるように語っていた。

同作は深町秋生氏の小説が原作。愛する人が殺される事件を止められなかったというトラウマを抱え“闇落ち”した元警察官で、正義も感情も捨て復讐（ふくしゅう）にのみ生きてきた男、兼高昭吾を岡田が演じる。その闇と狂犬ぶりに目を付けた警察から潜入捜査を強要され、ヤクザ組織でのし上がっていく。ハードなアクションも披露し、裏社会をドラマチックに描く。

MIYAVI（40）はんにゃ金田哲（36）も登壇。