英国のエリザベス女王が8日に死去したことを受け、孫のヘンリー王子(38)がチャールズ新国王やウィリアム皇太子と和解することができるのか注目される中、13日にバッキンガム宮殿で行われたプライベートな夕食会で、王室メンバーは全てを許して一緒に夕食を囲んだと米ニューヨーク・ポスト紙が報じた。

ヘンリー王子とメーガン妃夫妻はこの日、スコットランドのエディンバラ空港から到着した女王のひつぎをチャールズ国王を始めとする王室メンバーとともにバッキンガム宮殿で出迎えていた。米CNNは、ひつぎを出迎えた後、同宮殿で開催された夕食会に夫妻も招待されたと報じていた。

同紙によると、非公開の食事会のため詳細は公表されていないものの夫妻はエリザベス女王を出迎えるために集まった家族と共に食卓を囲み、確執が伝えられる兄ウィリアム皇太子夫妻とも親密な時間を過ごしたと伝えている。

一方、米FOXニュースは、実際には和やかな雰囲気の食事会ではなかったとこの報道を否定。飲み物と軽食が振る舞われただけで、参加者はみな儀礼的な会話に終始し、皇太子夫妻とヘンリー王子夫妻の4人が笑いながら談笑したり、パンを口にするような場面はなかったと伝えている。

4人は10日にサプライズで女王の住まいだったウィンザー城の外に集まった人々の前にそろって姿を見せ、困難な局面において兄弟が団結を示す姿が感動を呼んでいた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)