俳優森田健作(72)がパーソナリティーを務めるFM NACK5「青春もぎたて朝一番!」(日曜午前6時30分)とニッポン放送「青春の勲章はくじけない心」(月曜午後6時20分)の収録が20日、都内のスタジオ行われ、TRFのDJ KOO(61)がゲスト出演した。

TRFは来年デビュー30周年を迎える。高校時代にバンド活動をしていたKOOは、専門学校卒業後にDJとして活躍。だが、次第に仕事がなくなってきた91年、小室哲哉がレイヴのクラブイベントを開催し、DJとして参加した。「小室さんのパフォーマンスなどすべてに圧倒されました」と、小室のスタジオに毎日通ったという。その後、TRFが結成されることになり、93年にデビュー。KOOは「TRFは最初は、12~13人もいたグループでして。何とか、5人でやっていけるのかなと思ったのは『寒い夜だから』がヒットしたころですかね」と振り返った。

また、KOOは脳動脈瘤(りゅう)を発症したことも語った。17年にテレビ番組の企画で人間ドックを受診した際に、直径9・8ミリの脳動脈瘤が見つかった。通常は、2・4ミリ以上で即入院になるという。「自覚症状が何もなくて。強いていえば、片頭痛があるくらいで。破裂すると、くも膜下出血か、脳内出血になると言われました」。

すぐに、6時間半に及んだ開頭手術を受けることになった。頭だけでなく、出血に備えて首も切開することに。術後は、口が開かないため、指が2本入るのに、約2カ月もかかったという。KOOは「家族にも迷惑をかけましたが、リハビリでも慌てないで、ゆっくり歩こうよと励ましてくれました。娘に音楽をかけてと頼んだら、TRFのセットリストを流してくれました。うれしかったですね」。

来年はデビュー30周年を迎える。来月30日には「オールナイトニッポン55周年記念 ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭」にTRFが出演する。KOOは「まだ決まっていないのですが、来年はライブをやりたいですね。ファンの皆さんと会いたい。25周年の時以来ですから、5年ぶりになります」と語った。

FM NACK5は25日、ニッポン放送は26日放送。