作家、劇作家で演出家の宮沢章夫(みやざわ・あきお)さんが、9月12日にうっ血性心不全のため亡くなっていたことが20日、分かった。65歳。主宰する所属劇団「遊園地再生事業団」の公式ツイッターが発表した。入院療養中だったという。「葬儀は先週末に聖イグナチオ教会で執り行いました。秋晴れの下の旅立ちでした」と報告。ファンや関係者らに感謝を伝え「宮沢章夫は幸せ者です。いま、『牛への道』で安らかに夢を見ていることでしょう」と伝えた。

宮沢さんは多摩美術大中退後、24歳でさまざまな種類の執筆業をはじめ、85年に竹中直人(66)大竹まこと(73)いとうせいこう(61)らとともに演劇ユニット「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」を結成。作・演出をすべて手掛け、89年まで活動した。90年に「遊園地再生事業団」の活動を始めた。早稲田大文学学術院教授も務めた。