今年7月にヘアヌード写真集「歩りえこ1st写真集 スフィア」(撮影・山岸伸)を発売した歩りえこ(41)を“巨乳仕掛け人”こと野田義治サンズ会長(76)がプロデュースすることになった。2人にこれからについて聞いてみた。

野田会長と言えば細川ふみえ、雛形あきこ、山田まりやなどで90年代の「巨乳ブーム」を仕かけ、水着で売り出したタレントに服を着せてプロデュース。今は売れっ子女優になっている小池栄子、MEGUMIらを輩出したことでも知られている。

歩はリエコ・J・パッカーとして“旅ドル”としてデビュー。世界94カ国をバックパッカーとして回った経験を持ち、12年に出版した旅行記「ブラを捨て旅に出よう」はスマッシュヒットになり、20年には女優水原希子主演でHuluで映像化。シングルマザーの旅行作家として、文化人としても活動してきた。

歩「今、漫画っていうのが世界に冠たる日本を代表する文化になってます。ヨーロッパ行ったら、スーパースターのサッカー選手が『キャプテン翼』を見て育った。日本のアニメは、すごいですよね」

野田「今の時代、アニメの知識がないと、僕らは動けない。2・5次元とかアニメの世界は、話ができるようになるのに5年ぐらいかかります。2・5次元とかの舞台にタレントを入れると時に、何言ってんのか分からなかったですけどね。最初の頃、2・5次元に絡んで、舞台を見て、お客さんを見てね。今の地下アイドルのお客さんみたいだった。だから、軽く考えていたんです。ところがとんでもない、市場も大きいしね。今から思うと、その世界の人たちと、分からないとことからお付き合いして来て、よかったなっていうのがあります」

歩「アニメの声優さんの世界も、今は大きく変わりましたね。前は俳優さんを目指す人が、その過程で声優さんになっていった。今は最初から声優さんを目指す人が増えている。ルックスもよくて、なんで俳優を目指さないのかなと思う人もいる。だけど、今の声優さんは人気もすごくて、そこから俳優やテレビの世界に進出してきていますね」 

野田「声優でも2・5次元でもSNSで人気になって、グッズも売れる。お客さんも、今はコロナ禍もあってインバウンドが苦しいけど、外国人が半分ぐらい。分厚いビジネスが出来る市場があるんだ」

歩「私、野田会長に聞きたいことがあるんですけど、なんで私をプロデュースしようと思ってくれたんですか」

野田「まぁ、自分自身でいろいろとやって来て、ここまでお世話になった人がたくさんいる。ヌード写真集でスッポンポンになったんだから、その後をちゃんとしてあげるよということだね。俺は“脱がせ屋”じゃなくて“着せ屋”だから(笑い)。グラビアで露出して名前を挙げた女の子に、服を着せてタレントとして食べていけるように道を付けてあげる。いろいろなことを利用して、これからはやっていかなくちゃいけない」

歩「会長に言われたのは、グラビアで顔をいじるなということ。今は加工の技術も上がって、若いカメラマンのアイデアもあるから顔をすごくきれいに仕上げてくれる。それをやるなと言われました」

野田「俺は、あれこれ修正を頼むのが嫌なんだよ。それに修正すると、のっぺりしちゃうんですよ。歩だって41歳にもなって、のっぺりしてもしょうがないじゃないですか。今は丸っぽい顔を、細っぽい顔にしちゃっている。ちょっとやりすぎですね。全然分からなくて。果たしてそれがいいのかなと思っている」

歩「会長のところには、数々の女性がこう毎日のように面接に来るじゃないですか。マネジメントしたいと思う女性の条件はなんですか」

野田「水着でも何でも、裸に近い格好にさせる以上、ある程度私も責任を持ってやっていかなきゃいけない。だから、いくらかわいくてスタイルがよくても断る場合もあるんです。頭が弱いというか、あまりにも色気というかエロに近いものを振りまいてくる子がいる。それから、すぐにでも男にやらせるからみたいなやつは、これはもう勘弁してくれという感じ。危なくてしょうがない」

歩「会長に対して、色気で営業する人もいるんですね。会長は紳士ですよね」

野田「まあね、俺も76歳になったから(笑い)。だけど、今の時代、あれこれギラギラしてたら大変だよ。頭の柔らかさがないと、この世界はダメなんだけど、今はすぐに事件になっちゃう。何か事が起こると、関係ない人がたたくわけですよ。それこそSNSを使ってね。だから、タレント本人もだけど、周りの人間、マネジャーとかがなんでうまく処理できないのかなと思う。僕は昔の人間だからマスコミとの付き合い方も分かってる。自分のところのタレントが、男と交際してるのがバレちゃった時、取りあえず俺が対応する。俺が出て行ってあれこれしゃべる。多分、半分以上は使えないと思うようなことをね(笑い)。あとは本人に任せる。自分でちゃんと説明できなきゃダメだ」

歩「会長が、タレントのマネジメントをやってきて、一番大変だと思うのはどういうことですか」

野田「やっぱりね、タレントの引き抜きだとかだよね。ちょっと売れると、もう金のことになる。親がすぐに金を要求して、結局ダメになっちゃうわけじゃないですか。親が子供が売れた途端に、あれこれと口を出してくる。うちのタレントはあなたの子供だけじゃなくて、申し訳ないけど何人も売れないのがいるんだと。しばらくは我慢してもらえませんかと。親がマネジメントに口を出してトラブったら、その子はほぼダメになる。そこはプロに任せてくれないと」

歩「分かりました。プロの会長にお任せします(笑い)。今日は、いろいろご教授ありがとうございました。これからもよろしくお願いします」

(終わり)

◆歩(あゆみ)りえこ 1981年(昭56)9月22日、東京生まれ。短大1年時、チアリーディング部の遠征で渡米し、海外初体験。編入した清泉女子大を卒業後、海外1人旅を続ける。25歳でタレント活動を始め、「旅ドル」として雑誌やテレビに出演。10年(平成22)に芸名を「リエコ・J・パッカー」から現在の名前に変えた。12年旅行記「ブラを捨て旅に出よう」(講談社文庫)を出版。今年6月にヘアヌード写真集「歩りえこ1st写真集 スフィア」(撮影・山岸伸)を発売。160センチ。B99(Gカップ)-W64-H99センチ。7歳の女児と5歳の男児のシングルマザー。血液型B。

◆野田義治(のだ・よしはる)1946年(昭21)3月28日、富山県生まれ。夏木マリのマネジャーをへて、渡辺プロでいしだあゆみのマネジャーを務める。その後、朝丘雪路などをマネジメント。84年にイエローキャブを設立。堀江しのぶ、かとうれいこ、細川ふみえら数々の巨乳タレントを売り出し、胸にこだわる姿勢を「巨乳バカ一代」と自称。04年にイエローキャブ社長を退任した。現在はサンズエンタテインメント会長。