世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる発言で物議をかもす爆笑問題の太田光(57)が27日深夜、TBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」に出演。自身が尊敬する立川談志さんや忌野清志郎さんら故人の名前を出して反省をうながそうとする声に疑問を呈した。

太田は旧統一教会をめぐる発言で炎上している状況に「ありがたいことですよ。要するに私を正してくれようとする人がたくさんいらっしゃって。感謝に堪えないね。これは本当ですよ」と前向きに受け止め、相方の田中裕二から「いやいや、とてもそう思えない」と笑ってツッコまれながらも、「いろいろ言ってくださるアドバイス、全部聞いてますから」とした。

ただ、一般人や言論人などから「(立川)談志さんだったら、必ずこう言ってたはずだ」「忌野清志郎さんが生きてたら悲しんだろう」といった声も少なからずあるとし、「俺が尊敬してた人の名前を出して『生きてたら、今ごろ泣いているだろう』とかさ。まぁいいんだけど、俺を正そうとしてくれてるから感謝しかないんだけど」とした上で、「でも、俺はわかんねぇよなって思うわけ。だって、談志は死んじゃってんだから」「亡くなってる人がどう思うかは、『わからない』なんですよ、俺の答えは」と述べた。

続けて「尊敬していた人が悲しんでるよ、がっかりしてるよ、ていう文脈は、『あなたのご先祖様が苦しんでますよ』『あなたの親しい人が救ってくれと言ってますよ』っていうやり方で人を誘導する教団があるとしてだよ……統一教会だよな」と指摘。「そういう伝導の仕方をすることを否定してる人は、口が裂けても言っちゃいけねぇんじゃねぇのって俺は思ってるわけ。そのやり方を否定してんじゃないの? って」と声を大にして違和感を示した。