Hey!Say!JUMP山田涼介(29)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「親愛なる僕へ殺意を込めて」(水曜午後10時、初回15分拡大)の5日放送の初回平均世帯視聴率が4・5%(ビデオリサーチ調べ、東京地区)と6日、分かった。平均個人視聴率は2・7%だった。

デビュー15周年の山田が演じる浦島エイジは明京大の2年生。15年前の連続殺人事件「LL事件」の犯人、八野衣真(早乙女太一=31)の実の息子であり、加害者遺族として苦しんできた。ある日、自身が二重人格と気づき、最近の猟奇殺人事件の犯人は自分ではないかと疑い、真相を解き明かしていく。主人公と深く関わるヒロインのナミを川栄李奈(27)、謎を持つエイジの恋人の雪村京花を門脇麦(30)が演じる。

驚愕(きょうがく)の“二重人格サスペンス”の原作となる同名コミックは、井龍一氏の原作、伊藤翔太氏の作画。「ヤングマガジン」(2018年5月~19年8月)、WEBコミック配信サイト「コミックDAYS」(19年8月~20年9月)で連載され、累計130万部突破している。

第1話で、エイジは明京大学の2年生。「人生楽しんだもの勝ち」とお気楽な大学生活を送っているエイジだったが、実は仲間たちにもひた隠しにしてきた秘密があった。15年前に日本中を震撼(しんかん)させた連続殺人事件、通称『LL事件』の容疑者が、エイジの父・八野衣真だったのだ。警察に追われた八野衣は、自ら火を放って自殺したが「また殺す……LL」という謎のメッセージを残していた。

事件後、エイジは、八野衣の保護司だった浦島亀一(遠藤憲一)に引き取られ養子となる。そんなエイジにとって、唯一のやすらぎとなる存在が、同じ大学に通う恋人・雪村京花だった。

ある日、畑葉子という女性の遺体が発見される。その殺害方法は、LL事件と酷似していた。かつてLL事件の捜査に当たった警視庁の管理官・猿渡敬三(高嶋政宏)は、部下の桃井薫(桜井ユキ)らに捜査を指示する。

一方、エイジは、10月19日から21日までの3日間の記憶が全くないことに気付く。それは、葉子が失踪した日から、遺体で発見される期間でもあった。訪ねてきた桃井からその話を聞かされ、動揺するエイジ。

そんな中、エイジのもとに、半グレ集団「スカル」のリーダー、サイこと佐井社(尾上松也)から連絡が入る。サイは、ナミやその友人だった葉子が働くデートクラブ「アリス」を運営していた。