18年の映画「新聞記者」などを製作した映画プロデューサーで、6月に72歳で亡くなった、スターサンズ代表の河村光庸さんのお別れの会が5日、都内で開かれた。

河村さんがプロデュースした21年の映画「ヤクザと家族 The Family」に出演した、舘ひろし(72)が、お別れの言葉を述べた。舘は「『ヤクザと家族』という映画で、初めてご一緒させていただきました。同い年ということもあって、変に気が合うというか、同じ時代を生きた者同士、妙に共感を持ったりして、必ず近いうちに映画を撮りたいと心から願っておりました」と語った。今後の企画についても、話し合っていたという。舘は「極めてメッセージ性の強い、河村さんの映画は、私にとって本当に魅力的で、憧れでもあった。映画は、永遠に残ります。河村さん…まさにあなたは、真の映画プロデューサー、最高の映画人でありました。お疲れ様でした」などと、河村さんへの感謝の言葉を口にした。

また「新聞記者」「ヤクザと家族 The Family」に続き、横浜流星の主演映画「ヴィレッジ」(23年公開)でも監督を務めた、藤井道人監督(36)は、お別れの言葉のトップバッターを務めた。同監督は「何年も、何年も企画を温めていた、河村さんがいなくても、受け継いでいくのが僕らの役目。父であり、友であり、師でもありました」と、河村さんとのかけがえのない関係性を口にした。