落語家の立川志らく(59)が6日までにYouTubeとツイッターを更新。賛否が割れた安倍晋三元首相の国葬について私見を述べた。

志らくは、「安倍さんの国葬儀について総論」と題した動画で、国葬の実施について「岸田総理が間違えたんだね。安倍さんがああいう悲劇的な亡くなり方をした。アンチ安倍の人ですらショックを受けて『本当にかわいそうだ』って当時は言ってましたよ。そりゃあみんな人の心があるから当然ね」と推測すると「そこに『国葬だ!』ってぼーんといきなり言っちゃったから、反安倍の人が『なにが国葬だ!』と出てきた」と分析。「世論が『国葬やるべきだ』ってなったときにゴーサインを出せば良かっただけのこと」と私見を述べた。

国葬の欠席を宣言する政治家や著名人が相次いだことに、「『おいでください』って来たんだから、もらった方はちゃんと敬意を示す。ましてや人が亡くなってる。ああいう亡くなり方をしたんだから……。欠席で良いんですよ。でも一言『お悔やみを申し上げます』って書いて、何も言わない。聞かれた時に『私はこんな考え方があるから欠席をさせていただきます』でいいのに、鬼の首を取ったようにやるっていうのは、ものすごく品がないというか、はしたないことをするなぁと、すごく嫌な出来事でした」と振り返った。

またツイッターでは「グッとラックで私も散々桜を見る会、モリカケ、アベノマスクを批判してきた」と、安倍氏や当時の政権を出演していた番組で批判してきた立場を示しつつ、「でも葬式の時ぐらい静かに見送る。それが日本人の美しさだと思っている。弔辞にイチャモンつけるなんておかしいよ」と思いをつづった。