お笑いカルテット、ぼる塾が13日、都内で、リレーエッセー「思い、思われ、食べ、ぼる塾。」(小学館)発売記念取材会に出席した。あんり(28)きりやはるか(27)田辺智加(38)とともに育休中の酒寄希望(34)も登壇し、4人そろって初のイベント出演となった。

ぼる塾は2つのお笑いコンビ、「猫塾」(酒寄・田辺)と「しんぼる」(あんり・きりや)が合流して19年に誕生した。酒寄は3歳の息子がおり、現在子育てに奮闘中。ステージでは緊張をのぞかせながら「3人がいるから、私が大スベリしてもなんとかしてくれる」と笑顔を見せた。育休中ながら単独ライブやYouTubeでは活動しており、あんりは「ネタ作りもやっていただいている。育休と言いつつ、休ませてあげられているのかというくらい働かせている」と笑わせながら、酒寄への心強さを語った。

ウェブサイト「CanCam.jp」で、メンバーがリレー連載するエッセーの書籍化。田辺は「ぼる塾になる前から『いつか本を出したい』というのが夢だった」と、念願かなったことを喜んだ。

エッセーには「ぼる塾の夏休み」をテーマにした沖縄・小浜島での撮り下ろしショットや、オリジナルステッカーも付属する。息子にグラビア写真を見せたという酒寄は「きれいなお母さんを見てもらおうと思ったら、中に入っているシールを見つけて。田辺さんのシールをすぐ壁に貼ろうとしていたので止めました」と子育ての様子も報告。あんりは、文章が苦手なきりやと田辺から執筆について相談を受ける酒寄を見ており「酒寄さんは3つの締め切りに追われている」と笑いを誘った。