米ラッパーのイェことカニエ・ウェスト(45)が17日、SNSアカウントを凍結された直後に米保守派に人気のSNS「パーラー」を買収することで基本合意したことが分かった。

親会社のパーラメント・テクノロジーが発表したもので、買収額は分かっていない。2022年第4四半期中の取引完了を予定しているという。パーラーはこれまでに約5600万ドルを調達している。ジョージ・ファーマー最高経営責任者(CEO)は、「この契約は世界を変え、言論の自由についての世界の考え方を変えるだろう」と声明で述べている。

ウェストは先日、反ユダヤ主義的な投稿をしたことから、インスタグラムのアカウントを停止され、その後ツイッターでも一時停止処分を受けた。「保守的な意見が問題視される世界では、私たちは自分を自由に表現する権利があることを確実にする必要があります」とウェストは買収に際してコメントを発表している。

2018年にサービスを開始したパーラーは、暴力を助長し、扇動する投稿が見られたことなどから昨年1月に起きた米議会襲撃事件を受けてグーグルとアップルのアプリストアから一時削除されたことがある。「言論の自由」をうたい文句にしていることから、トランプ前大統領の支持者や保守層に支持されており、前大統領が襲撃事件後にツイッターなどから追放された際にはパーラーへの参加が取り沙汰されたこともある。現在の登録ユーザー数は1650万人だという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

【関連記事】芸能ニュース一覧>>