サザンオールスターズをはじめ、多彩な替え歌で知られるシンガー・ソングライター嘉門タツオ(63)が3日、YouTube動画などで、妻でアンチエイジング専門医の鳥飼こづえ(とりかい・こづえ)さんが57歳で亡くなっていたことを発表した。こづえさんは今年6月、20年前に発症したが落ち着いていた脳腫瘍の再発で、入院治療していた。

嘉門は、公式ホームページでも妻の死去を伝え「突然ですが、14年間連れ添いました妻 鳥飼こづえ が2022年9月15日、あの世へ旅立ちました事をご報告させていただきます」とつづった。

発表によると、20年前に発症し「小康状態を保っていた脳腫瘍が再発し入院した」といい、「がん細胞の進行が速く、最期は自宅に戻って多くの方がお見舞いに足を運んでくださり、本人も喜んでおりました」とも明らかにした。

さらに「アンチエイジング専門医として彼女がかねてから世の中に伝えたかったメッセージを自らが作詞、僕が曲を付けたのが2017年。その後推敲(すいこう)を重ねてレコーディングし、昨年2021年8月にYouTubeにアップすることを前提に動画を撮影しました」とし、その動画はこの日、アップされた。

嘉門はYouTubeでもこづえさんが亡くなったことを伝え、「ドクター・こっこ」として、こづえさんが歌唱する姿を公開した。

嘉門によると、こづえさんは、今年6月に入院した後も「『そろそろYouTubeにアップしなくちゃね!』とずっと言っていました」とも言い、四十九日があけたことから、公表、公開に至ったことも加えている。