女優清水くるみ(28)と山谷花純(25)がBSテレビ東京の23年1月期ドラマ「親友は悪女」(1月8日開始、日曜午後11時半)でダブル主演を務めることが27日、分かった。いずれも連続ドラマ初主演となる。

電子コミックとして人気を博した和田依子氏の漫画が原作で、対照的な主人公2人の女同士の友情と、刺激的な恋愛模様を描く人間ドラマ。清水は「今、このタイミングで、連ドラ主演のお話をいただいたことにはびっくりしましたが、こんなにがっつりとドラマ作品をやるのは久しぶりなので、本当にうれしく、今からドキドキ、ワクワクしております!」と喜びを語った。

演じるのは純粋でまっすぐな主人公・堀江真奈役で「あそこまで純粋に人を信じることができる真奈はすごいと思っています。きっと、周りからはおとなしかったり、弱かったり見えても、実は芯の強い子なんじゃないかなと思います。でも演じようによっては、なよなよしていて、見ているといらいらすると思われてしまうこともあると思うので、そこを嫌みがないように演じたいです」と意気込んだ。

一方、山谷は「ずっと憧れていた場所に立つチャンスをいただけました。何よりもうれしかったのは、10代の頃からよくオーディションで顔を合わせていた清水くるみさんとのダブル主演であることです」とし「互いに諦めず続けてきたからこその巡り合いだと思っています。この喜びとともに抱いてきた闘争心を良い形で作品へ結びつけられるよう励みます」と力を込めた。

山谷演じる高遠妃乃は「悪女」としてインパクトの強い役。「目的に対しての執着が感情を上回る役柄です」としつつ「二重三重と面の皮を厚くして演じていくほど行為の理由である彼女の根源がより透けて見えてくるはずなので、頭の悪いふりをしながらクレバーに向き合いたいと思っています」と語った。

また、原作者の和田依子氏もコメントを発表。「描き始めたときはドラマ化など想像だにしなかったのでうれしいです」と喜びをつづった。主演の2人については「その美しさに『この方々にあんなえげつないこと言ったりやったりしてもらうんか』と罪悪感を禁じ得ない…」とし「特に山谷さんすみません。なぜ受けてくれたんだありがとうございます…。清水さんは変化が大きい役なので、どんなふうになるのかすごく楽しみ!作り手側、見る側、共に楽しんでいただけたら幸いです」と期待を込めた。