タレント小堺一機(66)と関根麻里(38)が28日、都内でライオンの新製品発表会見に出席した。掬川正純社長らとトークを繰り広げた。

1984年(昭59)10月開始の「いただきます」から2016年(平28)年3月終了の「ごきげんよう」まで、ライオンがスポンサーを務めたフジテレビ午後のトークバラエティーの司会を務めた小堺は「ライオンには31年半、人生の半分を1社提供の番組に出させていただきました。今日は何かの恩返しが出来れば。ライオンは私にとって親代わり。親よりも、私を育ててくれました(笑い)。タレントとしてもいろいろな人に会わせていただきました」と振り返った。

小堺とテレビ朝日系バラエティー「欽ちゃんのどこまでやるの」(76~86年)で“クロ子とグレ子”コンビを組んでブレークした盟友、関根勤(69)の娘の関根は「(番組を)生まれた頃から見せていただいていました。(小堺は)非常に貴重な父の親友。父の友達でいてくださって、ありがとうございます。親戚のおじさんみたいな感じですね」と笑顔を見せた。

小堺は「まさに親戚のおじさん。麻里ちゃんは関根さん(勤)と違って、ちゃんとしてるので若干緊張しております」。麻里が「うちの父と違って、変なことを言い出さないのでリラックスしています」と笑うと、小堺は「関根さんの場合は、それが持ち味ですから」とフォローした。

ライオンは「ポジティブ・ハビッツ」という“面倒なことだけど、楽しんでできる習慣”を製品コンセプトとして打ち出した。

小堺は「(明石家)さんまさんが新弟子の時に、師匠(笑福亭松之助)の家の掃除をしなくちゃいけない。師匠から『掃除、楽しいか』と聞かれて『楽しくない』と。しばらくして、また『楽しくなったか』と聞かれて『楽しくない』って答えたら、師匠から『どうしたら楽しくなるか考えるのが楽しいんだぞ』って言われたそうです」と、めんどくさいことを楽しくするエピソードを明かした。

関根が「ゲーム感覚で、娘たちと一緒にやると楽しくなります。断られる時もありますが(笑い)。こっちが楽しく家事をやっていると、娘たちも参加してくる」。小堺は「『大事なことって大体めんどくさいです』と、(映画監督の)宮崎駿さんが言ってました。大事なことなんだと思ってやることが大切」。関根は「楽しくやろうと思っています」と話した。

ここで、来年4月に新発売される柔軟剤ランドリーウオーター「ソフラン エアリス」が登場。透明なパッケージに入った透明な柔軟剤の効果などの実験を見学した。

小堺は「よりよい習慣作りはとてもいいこと」。関根は「気持ちが良くなりました。日々の生活でポジティブ・ハビッツを増やしてください」と話した。

今年1年を振り返って、小堺は「チェンジ」。「思って変えようとしているわけじゃないけど、自然と変わってきている。やなことがあっても、いいように考えるようになってきた。前は心配性だったけど、心配していることを95%は起こらない。楽しく行こうと準備している」。

関根は「育」。「長女を出産したときに、助産師から『育児』は『育自』と言葉をもらった。自分も育てていこうと思っている」と話した。