松任谷由実(68)が、大みそかの「第73回NHK紅白歌合戦」(午後7時20分)に特別企画として「松任谷由実 with 荒井由実」として出場することが7日、同局から発表された。

デビュー50周年の今年は、文化功労者に選ばれ、ベストアルバム「ユーミン万歳!」がチャート1位を獲得し、1970年代から2020年代まで6つの年代すべてで、音楽チャート1位を獲得する偉業を成し遂げる中、自身の原点である「荒井由実」と紅白でコラボレーションする。同アルバムに収録の最新作「Call me back」で荒井由実の歌声を最新のAI技術でよみがえらせたことも大きな話題となっており、紅白でも青春時代の自分との時空を超えた“共演”が注目を集めそうだ。

ユーミンはこれまで、05年、11年、18年に出場。19年と20年は特別企画として出場し、20年には「守ってあげたい」を披露したほか、出川哲朗、爆笑問題田中裕二、ナインティナイン岡村隆史の「スモール3」と「きみのためにSuperman」をサプライズで歌った。

また紅白前の12月15日には、「NHK MUSIC SPECIAL 松任谷由実~私と荒井由実の50年~」(午後10時)の放送が決定。番組ではユーミンが10代を過ごした東京・八王子の実家を訪ね、知られざる生い立ちや青春時代の葛藤を語った貴重なドキュメントを記録。荒井由実から松任谷由実へ。常に時代をリードし、第一線を走り続けてきたユーミンの50年に迫るという。