NHK林理恵メディア総局長が18日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、今月8日にスタートした松本潤主演の大河ドラマ「どうする家康」(日曜午後8時)についてコメントした。

第2回までが放送され、「おかげさまで順調な滑り出しで放送ができて、ほっとしている」と手応え。“新しい徳川家康”をコンセプトにした作品で「松本潤さんに違った家康像を打ち出していただく。アウトコースギリギリで面白い演技をしてくださると期待しているし、皆さんの新しい発見につながれば」と語った。

大型LEDスクリーンを使った新しい撮影技術も話題となっている。背景に違和感を訴える視聴者の声もあるが、天候や周辺環境などロケに付きものの制約をクリアにするものとし、林メディア総局長は「どうしたら持続可能な時代劇の撮影方法が開発できるかと取り組んでいる。画面をご覧になって違和感があったとしても、技術の開発に伴っていろんなことが可能になると思う。今はその過程だと思って楽しんでいただけたら」と今後の技術向上に期待。「『どうする家康』は始まって2回。1年の中でどう表現されるかも含め、楽しんでもらいたい」と呼びかけた。