三宅健(43)が初めてずくめの舞台に挑む。20日、都内で行われた「劇団☆新感線」の主演舞台「ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~」の制作発表会見に登壇した。

11年に公演された「港町純情オセロ」を改編した同作は、シェークスピアの4大悲劇の1つ「オセロー」を作家の青木豪氏が翻案。関西の港町で繰り広げられる任侠悲喜劇だ。ブラジルの血を引く若頭筆頭、亜牟蘭オセロを演じる三宅は「劇団☆新感線の出演も初めてで、シェークスピアの作品も初めて。関西弁も初めてだしハーフ役も初めて。とにかく初めてづくしの作品で楽しみにしています」と笑った。

初共演となった女優松井玲奈の“ケア”にも興味津々だった。松井演じる村坂モナとは恋人関係にあたるといい「お互い好き同士というか愛し合っているので、すごく顔が近いシーンがあって」と説明。稽古中に2人の顔が至近距離になる時があるといい「すごくお肌がきれいなんですよ。僕見ちゃうんですよ、女性の肌の質感を。どうやってお手入れしているんだろうと思って」と話して出演者を笑わせた。

これには松井も「震えました。稽古場にすっぴんでいけないと思いました」と恥ずかしそうにした。一方で「(三宅の)目がすごいキラキラしていて。見つめ合うシーンで吸い込まれそうになる。今回の役はすごいぴったりだと思う」と三宅の魅力を語った。

粟根まこと、寺西拓人、高田聖子、いのうえひでのり、青木豪らも登壇した。