西島秀俊が主演するテレビ朝日系ドラマ「警視庁アウトサイダー」(木曜午後9時)の第4話が26日に放送され、平均世帯視聴率が9・9%(関東地区)だったことが27日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・6%だった。

前回の世帯は9・6%、個人は4・5%だった。

「元マル暴オヤジ刑事」の架川英児(西島)、「秘密をひた隠すエース刑事」の蓮見光輔(濱田岳)、「やる気ナシ新人刑事」の水木直央(上白石萌歌)。警察組織の中で“アウトサイダー”の3人が、トリオで巨悪に立ち向かう物語。

◆第4話のあらすじ

警視庁生活安全部の参事官・黒石元警視正(井上肇)が自宅アパートで自殺した。黒石は組織犯罪対策部の部長候補と目されていたが、数カ月前、若い女性との不倫が週刊誌に報じられて依願退職したばかりだった。

知らせを聞いた桜町中央署刑事・英児は、がくぜんとする。黒石は英児にとって何かと目にかけてくれた“恩人”だった。まもなく、黒石が死の直前、英児に手紙を残していたことが判明する。「あれはわなだ。私ははめられた。君も気をつけろ」というメッセージを読んだ英児は、光輔、鑑識の仁科素子(優香)を巻き込んで誰が黒石をわなにはめたのか真相を探りはじめる。また、直央には黒石のスキャンダル相手・森沢未央(喜多乃愛)に接触するよう依頼する。

やがて背後に暴力団「鷲見組」がからんでいることに気づいた英児と光輔は、真実を求めて裏社会の大物のもとに乗り込む。その相手は、鷲見組の敵対組織「一途会」の最高顧問・手嶌春(浅野ゆう子)。彼女は情報提供の見返りにとんでもない要求を突きつけるが、春が示した糸口から、アウトサイダートリオを揺るがす衝撃の新事実が浮かび上がる。