中居正広(50)が、テレビ朝日系とTBS系で地上波放送されるWBCの「侍ジャパン公認サポートキャプテン」に就任したことが26日、発表された。同日、都内で侍ジャパン栗山英樹監督(61)との対談収録を行った。

選手選考の過程や、スタメン予想、投手のローテーションなどさまざまな質問を栗山監督にぶつけた。予想される打順を尋ねると、栗山監督から「中居さん決めてください。ものすごく代表を見てきていらっしゃるので。いいバッターいるんで」とリクエストされ、恐縮するシーンもあった。

終盤には「監督は誠実さと優しさと情熱がある方。好きなようにやってください。僕らはファンは心中しますので。ついていきます」と熱いエールを伝えた。栗山監督からは「アメリカをやっつけるために、全てをかけていきますので。よろしくお願いいたします!」と返されていた。

この日、栗山監督はWBCを戦う登録予定選手30人を発表した。先に発表していた12人と合わせ計30人。全チームの最終ロースターは、米国時間2月9日に発表予定となっている。

対談を終え、中居は「僕ら野球ファンはワクワクしながら好き勝手に打線やローテーション組んだりしていますけど、監督は大変ですよね」と話した。「監督には今日30人決定して発表して、これからは威張って、堂々と好きにやってほしい。周りのこと気にせず。監督が決めた戦略と作戦で心中するっていう思いが野球ファンはありますので」とあらためてエールを送った。

今後は事前番組や中継に出演したり、選手たちへの取材などを行う予定という。「僕は素人なので、日の丸への思いなどを、合間の時間に、聞ける時におうかがいしたいなと思います」と意気込んだ。

視聴者に向けて「12球団のファンも一丸となる大イベントです。ドミニカとアメリカも今回史上最強のメンバーだと思いますし…選手の年俸計算したら国を買えるんじゃないかくらいの。これで世界一になったら本当に世界一だなって。ハードルは高いけど、相手に不足なし」と説明。「日ごろ野球を見る習慣がない方も、名前を見れば分かるような選手たちがいますので。今までで一番レベルの高い勝負になると思うので、声を出して応援していただければと思います」と呼び掛けた。

中居は昨年11月に体調不良で休養を発表していたが、今年に入って4つのレギュラー番組に復帰していた。この日はスーツ姿でスタジオ入りし、放送告知用のコメント収録などを順調にこなした。合間ではスタッフと軽妙なやりとりを見せるなど、終始笑顔で元気そうな様子だった。