世界72カ国で制作されている人気オーディション番組「Got Talent」シリーズの日本版「Japan’s Got Talent」(2月11日、ABEMAで放送開始)の収録が1月31日、都内で行われ、進行役のお笑いコンビ、かまいたちの山内健司と濱家隆一が取材に応じた。 番組では予選を勝ち抜いた参加者らの準決勝、決勝の模様を3週にわたって放送する。審査員には浜田雅功やGACKT、山田孝之、広瀬アリスと豪華メンバーが名を連ねており、濱家は「芸人の中では浜田さんが審査されることはかなり話題になってまして、バイオレンスな話題じゃないとだめなんじゃないかと(話していた)」。山内は「そうでもなかったです」とフォロー。4人のジャッジについては「ポイントも違うし、その厳しさも見どころになるんじゃないかなと思いました」と語った。

番組には審査員の判断でゴールデンブザーを押すと、その参加者は1発で決勝まで駒を進められるというルールも設けられている。会場の雰囲気について、山内は「普通の観覧とは違う、寄せに近い感じ。日本でこんな空気感になることあるんだとびっくりしました」と語った。濱家も「日本では見たことのない感じです」とし、「1人の方も大人数もいる、ダンスや歌などひとつの枠にとらわれていないいろんなパフォーマンスがあります。どんな方が見ても楽しめる、さすが世界のオーディションだなと思いました」と締めくくった。

同番組は05年に英国で放送されたパイロット版が反響を呼び、06年に米国でも放送が開始。審査員のストレートな発言や、参加者のハイパフォーマンスが話題となり、すぐに中国やフランス、インドなど世界中へ波及。194カ国、計10億人以上が視聴しているとされ、一番組の72カ国展開は14年にギネス世界記録にも認定された。日本版は制作権を浜田らが所属する吉本興業が獲得。参加ジャンルは自由で優勝賞金は1000万円となっている。