女優深田恭子(40)が主演を務める、Amazonプライムビデオのオリジナルドラマ「A2Z(エイ・トゥ・ズィ)」(3日配信スタート)のプレミアムイベントが2日、都内で行われ、田中圭(38)GENERATIONS片寄涼太(28)にエスコートされて登壇した。

深田がエンタメ系の公の場に姿を見せるのは、21年9月の主演映画完成披露イベント以来、約1年半ぶり。ドラマ主演は20年10月期のフジテレビ系「ルパンの娘」以来約2年ぶりとなる。今作は168カ国で同時配信される。

山田詠美氏の同名小説が原作で、深田演じる主人公は大手出版社の文芸編集者。別の出版社に勤務する夫(田中)から大学生との浮気を告白され、郵便局員の年下男性(片寄)と出会い不倫愛に陥る。30代女性の年下男性との恋愛、夫婦関係など描く大人のラブストーリー。原作では激しい描写もあり、深田がどこまで体当たりのラブシーンに挑むのか注目を集めていた。

深田は年下男性との恋愛に「(主人公は)編集者として割と堅い考え方をしている女性。それが(片寄演じる)成生と出会って、人生の無邪気さだったりとか、言葉では説明しきれないことを、彼女は思い出したんじゃないかなって思いました。恋愛が許されない形であったりしますが、自由に生きているって時間が彼女には必要だったのでは」と話した。

浮気を妻に告白する夫を演じた田中は「とても難しかった。迷うぐらい、つかみどころない役。現場で話し合いながら作っていく形でした。理知的な割と自信のあるタイプでして、個人的には、理解できないし、あまり好きなタイプではありません」などと語った。

最後に深田は「原作は、私の友人にもファンが多いです。独特な恋愛の仕方なんですけど、自分なりに考えてみたりすると、また面白い見方ができる作品なんじゃないかと思います。168カ国で流れるなんて本当に夢みたいです」などとPRした。【竹村章】

◆最近の深田 深田は21年5月、適応障害の治療のために芸能活動を一時休止することを所属事務所を通じて発表した。主演予定だった同年7月期のフジテレビ系連ドラを降板、比嘉愛未が代役を務めた。治療は順調で、同年9月2日には活動再開を発表。同月末には主演映画「劇場版 ルパンの娘」の完成披露舞台あいさつに登壇し、約4カ月ぶりの公の場で元気な姿をみせた。

昨年は、ドラマや映画関連などで公の場に立つことはなかった。ただ、4月にはCMキャラクターを務めるキリン「午後の紅茶 ミルクティー 微糖」の発表会見に、5月にはキリン「午後の紅茶 おいしい無糖」のリニューアル会見に登場。また自身のインスタグラムも1月、3月、9月、11月などに更新し、近況報告をしたり笑顔の最新ショットを掲載した。