俳優草なぎ剛(48)主演のフジテレビ系カンテレ制作の連続ドラマ「罠の戦争」(月曜午後10時)の第6話が20日に放送され、平均世帯視聴率が8・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、速報値)だったことが21日、分かった。第1話から9・3%、9・4%、8・3%、8・7%、8・3%だった。

平均個人視聴率は4・7%。第1話から5・5%、5・6%、4・8%、5・0%、4・9%だった。

草なぎにとっては6年ぶりの連続ドラマ主演作で、ジャニーズ事務所退所後、初の民放連続ドラマ主演となる。「銭の戦争」「嘘の戦争」に続く戦争シリーズ第3弾は、弱者による強き権力者への報復劇。

今回は愛する家族を傷つけられた議員秘書、鷲津亨(わしづ・とおる)が主人公。知略を尽くして鮮やかな“罠”を仕掛け、あしき政治家を失脚させる痛快なリベンジエンターテインメント。命を懸けて20年間尽くしてきた政治家に裏切られた男が、権力を振りかざす不条理な政治家たちに壮絶な報復を行う。

第6話は、激しい選挙戦を制し、晴れて代議士となった鷲津は、泰生(白鳥晴都)の事件の隠ぺいを指示した人物が鶴巻(岸部一徳)だと知り、がく然とする。それでも、強敵相手にひるむどころか何とかして本人から真実を聞き出したい鷲津は、鶴巻のある秘密を突き止めるため、梨恵(小野花梨)と眞人(杉野遥亮)に協力をあおぐ。実は永田町では、鶴巻に関するあるうわさが、まことしやかにささやかれていたのだ。

毎月第2・第4月曜、この2日間だけは何があっても予定を入れない鶴巻は、必ず5時ちょうどに党本部を出て行くという。どこで誰と何をしているのか--。鷲津は鶴巻の弱みを握るべく、行き先を突き止めようと動き出す。鶴巻に近い鷹野(小澤征悦)からも、それとなく情報を聞き出そうとするが、「幹事長には手を出すな」と猛反対されてしまう。