元宝塚歌劇団雪組の早花まこと、元同花組の天真みちるが8日、東京・八重洲ブックセンターで、互いの書籍刊行を記念して、タカラジェンヌのセカンドキャリアをテーマにトークイベントを開いた。その中で、早花は、ぎっくり腰ならぬ、ぎっくり首に苦しんだと明かし、天真も同意する一幕があった。

早花は「ぎっくり首、どう治します? ぎっくり腰の首バージョン。私、しょっちゅうなる。致命的…宝塚に向いてない」と苦笑した。今回のイベントは、早花が1日に「すみれの花、また咲く頃-タカラジェンヌのセカンドキャリア-」(新潮社)、天真が2月28日に「こう見えて元タカラジェンヌです 遅れてきた社会人篇」(左右社)と、近い時期に著書を出版したことで実現したが、早花は「それ(ぎっくり首)を、たそさん(天真)が臨場感を持って(著書に)書いていた」と評した。

天真は「全てのフィジカルは首に…。1日の始まりを、さわやかに迎えたいのに、意識がある時から動けない」と、ぎっくり首のつらさを吐露。「X JAPANのYOSHIKI様が(首に)着けているようなのを、探しました」と振り返った。

早花は「なったことがないと、つらさが分からない。命の危機にひんしているのが誰にも分からない…いたわって欲しいと思っていた」と続いた。その上で「公演中、なったら大変でしょ? 首が痛いと言うと(周囲が)気遣ってくれて…迷惑をかけちゃいけないから言えない。でも『おはようございます』と言うと、上級生にバレるんですよね」と、周囲に隠しても突き止められたと当時を振り返った。そして「ちなみに、雪組は結構、多くて『ネック』と言っていた。卒業したら、誰も分かってくれなかった」と訴えた。