女優菜々緒(34)主演のフジテレビ系連続ドラマ「忍者に結婚は難しい」(木曜午後10時)の最終回の第11話が16日に放送され、平均世帯視聴率が2・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが17日、分かった。初回から7・0%、5・8%、6・2%、6・0%、5・9%、5・0%、5・1%、5・6%、4・8%、3・5%だった。

平均個人視聴率は1・6%。初回から4・3%、3・3%、3・4%、3・5%、3・3%、2・8%、2・9%、3・2%、2・7%、2・0%だった。

主演の菜々緒が演じる草刈蛍は「超実力主義」の甲賀忍者。一方、劇団EXILEの俳優鈴木伸之(30)が演じる夫の草刈悟郎は「超保守主義」の伊賀忍者。現在でも敵対し、ライバル忍者の末裔(まつえい)でもある2人が、お互いの正体を知らず結婚。しかし、ラブラブだったのは最初だけ。お互いの正体がバレないように秘密を抱えながら送る生活の中で起こる夫婦バトル、隠密行動に暗殺事件! 2人は家庭を取るか、一族の伝統を貫くのか。究極の選択はやがて、日本を揺るがす事件に発展する。

同作は「ルパンの娘」シリーズなどでユーモアミステリーの旗手として知られる横関大の最新作「忍者に結婚は難しい」(講談社)が原作の忍者ラブコメディードラマ。

最終回で蛍と夫の悟郎は、殺害された赤巻章介衆議院議員(信太昌之)の邸宅を調べていた。そこに、蛍の妹・月乃雀(山本舞香)から連絡が入る。蛍や雀たちの母親を殺した斉藤という男の正体は、伊賀一族の総帥・風富城水(市村正親)だという知らせだった。それを知って悟郎は、大きなショックを受けた。

赤巻邸を後にした蛍たちは、突然、何者かに襲われる。蛍をかばい、飛んできた手裏剣を受けて倒れてしまう悟郎。襲ったのは、城水の孫娘・小夜(吉谷彩子)だった。悟郎は、蛍に抱きかかえられたまま、意識を失っていく。

数日後、意識のない悟郎と、それを見守る蛍。2人は長野にある山小屋にいた。山小屋を手配したのは蛍の姉・楓(ともさかりえ)だった。

一方、城水は、がんに侵され余命いくばくもない息子の城一郎(河野達郎)を救うため、ある目的をもって蛍を探していた。だが、蛍の行方はつかめない。城水は、いら立ちを抑えながら、一刻も早く蛍を見つけ出すよう、本部長の松下昇(小須田康人)に命じる。同じころ、蛍たちの父・竜兵(古田新太)も姿を消してしまう。