昨年11月に61歳で亡くなった、俳優渡辺徹さんの「お別れの会」が28日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた。お別れの会後に、つるの剛士(47)が取材に応じた。

つるのは「バラエティー番組でもお世話になって、僕みたいなペーペーにも気さくに接してくださった」。一番の思い出は「新幹線で偶然お会いした時にお手紙を渡したときかな。将棋が好きな方だから絶対にお渡ししたいと思って、その場で手紙を書きました。(手紙の)返事はもらえないままでしたけど、その時に『そうなんだ、がんばってね』と言ってくれた」と振り返った。

つるのは、14年には日本将棋連盟の将棋親善大使を務めていた。将棋で対局を願っていたというが「一局も指すことはできなかったんです」と悔やみつつも「芸能界の大先輩ですし、歌も歌えて芝居されて、僕も歌とかやっているので、いろんな活躍を芸能界の中でしているんだと、改めて実感させてもらいました」と悼んだ。