フォロワー146万人の人気YouTuberたっくーが、自身の契約する大手通信会社を名乗る人物から顧客の個人情報で私的連絡を受けたと主張していた件で、ソフトバンクは9日、連絡を取った人物が同社の業務委託する代理店スタッフであることを認め、謝罪するコメントを公表した。

ソフトバンク広報本部は日刊スポーツの取材に、当該事案を把握しているとした上で「該当の代理店スタッフに事実関係を確認したところ、スタッフが事実を認めています」と説明した。状況については「当社より委託を受けて架電を行ったお客さまに対して、個人的にSNSを通じて連絡をしたことです」とした。

今後の対応策については「当社が業務委託する代理店に対しては、事実関係を確認した上で厳正な対応を行います。また、定期的に当社が業務委託する代理店に対して研修を実施しコンプライアンス意識の啓蒙を行ってきましたが、改めて教育を再徹底するとともに、業務の定期的な監査を行います」と示した。

また、たっくーに対する対応については「お客さまへの対応については個別の対応となるため、回答を控えさせて頂きます」とした上で、今回の件について「お客さまに真摯にお詫びさせていただくと共に、再発防止に努めていきます」と、謝罪した。

この件では、たっくーが7日に投稿した動画で、自身が契約しているソフトバンクを名指しし、営業電話があった後、その営業電話をしたスタッフを名乗る人物から自身のSNSにダイレクトメール(DM)で私的な連絡があったことを説明。「よくわからない電話かかってきませんでしたか? 自分がかけた電話がたっくーさんの声そっくりで、名前も同姓同名だったので思わずDMしました」と、私的なメッセージが届いたと主張し、顧客としての個人情報を使われたと推察して「脅迫とかされてないけど、そういうこともできるよなって(想像すると)今すごく怖い」と吐露していた。たっくーはその後にアップした動画で、ソフトバンク本社から問い合わせの連絡があり、担当者と会う予定になったことなども明らかにしている。

たっくーは「ラジオ系YouTuber」として、社会や芸能、アンダーグラウンドなど幅広い話題を提供し人気を得ている。