福原遥(24)と深田恭子(40)がTBS系で7月スタートの火曜ドラマ「18/40~ふたりなら夢も恋も~」にダブル主演することが26日、分かった。偶然、出会った2人の年の差を超えたシスターフッド(女性の絆)を描く。初共演が実現し、福原は「長女なのでお姉ちゃん、お兄ちゃんが欲しかった。深田さんと姉妹のような関係性の役が出来るのも、うれしい」深田も「遥ちゃんが子猫のようにかわいらしい。2人の関係性が深まっていく姿が楽しみ」と胸を躍らせた。

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TBS系ドラマ初主演の福原は、予期せぬ妊娠によってシングルマザーとなるか思い悩む18歳の高校3年生を演じる。NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」後、初のドラマで2作連続、妊娠する役ということに「経験したことがないので朝ドラも、いろいろな人や母に話を聞きながらやらせてもらった。プラス今回はすごく複雑な感情がいっぱいある。しっかり向き合いたい」と語った。深田との共演については「作品をいっぱい見させていただき、一緒に出来るってまだ信じられない。シスターフッドの関係を姉妹のように見えるよう、しっかり演じられたら」としている。

深田は、40歳目前のビジネスパーソンを演じる。「すごい格好良いなと思います。若い頃に子どもより仕事を選んだということで、その気持ちが彼女(福原演じる高校生)への思いにもつながっていると思います」と役どころを評した。作品については「私も同世代として考えさせられる部分も多い。役柄と一緒に思い悩みたい。どうしていくか決断に迫られるというか…デリケートな部分もありますし。どう生きていこうというのも決断によって変わっていくんじゃないか」と自らの今を重ね合わせた。

福原は“朝の顔”から一転“火曜夜の顔”となる。「最初、関西弁が抜けなくて大変でしたが大丈夫。(朝ドラを)終わってから、すぐ出来るのは、うれしい」と喜んだ。そして「見ている方の背中を押せるようなものを、届けられたらいいな」と意気込んだ。

深田は、TBS系ドラマへの主演は19年「初めて恋をした日に読む話」以来4年ぶり。地上波連ドラへの主演は、20年のフジテレビ系「ルパンの娘」以来2年7カ月ぶりになる。「年齢的にも、それぞれの役に共感する部分があると思うので、思いをはせて見てもらえれば。少しでも励み、癒やしになることが出来るように」と視聴者への思いを語った。

◆「18/40~ふたりなら夢も恋も~」 仲川有栖(福原遥)は11歳の時に病気で亡くした母の影響で、美術館の学芸員となり海外で活躍できるキュレーターになることを夢見る。推薦で大学の文学部芸術学科に進学が決まるが予期せぬ妊娠をする。一方、もうすぐ40歳の成瀬瞳子(深田恭子)は、現代アートを扱う会社でアートとビジネスをつなぐ、やり手のアートスペシャリストだが恋は10年もマナーモードのまま。そんな2人が出会い、互いの人生が大きく変わっていく。2人の訳あり男子とのラブストーリーも描かれる。