ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長(56)が14日、19年に87歳で死去したジャニー喜多川前社長の性加害問題について謝罪した。公式サイトに掲載された動画内で、被害を訴えている人々やファン、関係各所へおわびを伝えた。ジュリー氏が表舞台やメディアに登場するのは、女優業引退後初めて。

ジュリー氏はまず頭を下げ、神妙な表情で「株式会社ジャニーズ事務所代表取締役社長、藤島ジュリーでございます。このたびは、創業者ジャニー喜多川の性加害問題について世の中を大きくお騒がせしておりますこと心よりおわび申し上げます」と謝罪し、再び頭を下げた。

さらに「何よりもまず被害を訴えられている方々に対して深く、深くおわび申し上げます」と頭を下げ、「そして関係者の方々、ファンの皆さまに大きな失望とご不安を与えてしまいましたこと、重ねておわび申し上げます」と頭を下げた。計4度頭を下げた後、「大変遅くなりましたが、各方面よりいただいていたご質問に対して、このあと書面にて回答させていただきます」と伝えた。

ジュリー氏はかつて女優として活動し、TBS系「3年B組金八先生」の第1シリーズなどに出演したことがあるが、女優業引退後は裏方に専念。少年隊やTOKIOらのマネジャーを経て、母の藤島メリー泰子氏(21年に93歳で死去)とともにジャニーズ事務所の副社長に就任。叔父のジャニー氏の死去に伴い、19年9月に社長に就任した。今年1月には、「株式会社ジェイ・ストーム」などグループ企業4社の会長にも昇任した。