女優奈緒(28)が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」(木曜午後10時)の第7話が25日に放送され、平均世帯視聴率が5・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが26日、分かった。第1話から5・8%、4・9%、5・0%、5・2%、5・2%、4・9%だった。平均個人視聴率は2・8%。第1話から3・1%、2・6%、2・7%、2・7%、2・5%、2・5%だった。

同局連ドラ初主演の奈緒は、32歳で平凡なOLの主人公・吉野みちを演じる。永山瑛太演じる夫・陽一とは結婚5年目でセックスレス歴2年の夫婦。岩田剛典は奈緒の上司・新名誠役で、田中みな実は岩田の妻でキャリアウーマンの新名楓役。夫婦のセックスレスをテーマに、30代男女のタブーに切り込んだ禁断の恋愛ドラマ。一見幸せそうな2組の夫婦が複雑にもつれ合っていく。

原作はハルノ晴氏による同名コミック。制作陣には、社会現象を巻き起こした14年の同局系連ドラ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で演出を務めた西谷弘氏をはじめ、当時の制作スタッフが再集結した。

第7話でみちは陽一から、みちとセックスができない悩みだけでなく、1度だけ裏切ってしまったと告げられる。ショックを受けたみちは家を飛び出し「明日10時に待っています」と連絡をくれた誠との約束の場所へと向かった。しかし、そこに新名の姿はなく、代わりに「元の同僚に戻ろう」という連絡をみちは受け取る。新名は、妻の楓とやり直そうとしていたのだ。

一方、浮かない顔の陽一に三島結衣花(さとうほなみ)は「何かあったのか」とたずねると、陽一は浮気してしまったことをみちに打ち明けたと話す。すると三島の表情は険しくなり「浮気された妻の怒りの矛先は、浮気相手に向かう」と怒りをあらわにする。折しも、三島はかつての浮気相手の妻から訴状を渡されていたのだ。

誠はみちへの思いを振り切り、楓と結婚記念日をやり直そうとレストランに出かける。出会った頃の思い出などに話を咲かせるふたり。改めて、楓はこれまでないがしろにして来たことを謝る。帰宅後、楓は新名とセックスする準備はできていたが、誠はひとりで寝室に行ってしまう。

その頃、みちは北原華(武田玲奈)に付き合ってもらい、セックスレスだったこと、自分はいろいろと諦めずにやってきたこと、自分がレスで悩んでいたのに、陽一に裏切られたと愚痴る。すると、華は「みちだけが被害者なのか」と言い残して帰ってしまう。