女優天海祐希(55)が主演を務めるカンテレ制作フジテレビ系連続ドラマ「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」(月曜午後10時)の第8話が5日に放送される。

天海は頭脳明晰(めいせき)で変装の達人、元豪腕弁護士というワケあり美人探偵の上水流涼子役を演じる。天海と初共演の松下洸平(36)は、女性に苦手意識を持ちながらもIQ140を誇る貴山伸彦役を担当し、バディを組む。ときに手段を選ばない涼子を貴山が頭脳を生かしてサポートする。また、2人が抱える過去の因縁にも立ち向かう。涼子は弁護士資格を剥奪されたきっかけの傷害事件の真相を、貴山は家族との確執を追う。

「クセ強コンビ」が理不尽な悪党たちを“あり得ない“手段で葬る極上痛快エンターテインメント。原作は映画化された「孤狼の血」で知られるミステリー作家柚月裕子氏の小説「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」。天海、松下の他にも白石聖、中川大輔、丸山智己、仲村トオルらが出演する。

第8話ではある日の晩、居酒屋で1人、酒を飲んでいた丹波(丸山智己)は、かねて思いを寄せる涼子が見知らぬ男と親しげに話している姿を目撃し、ショックを受ける。翌朝、失意のまま久実(白石聖)と貴山の元へ相談に行くと、久実は涼子に彼氏ができたのではないかと言い出す。涼子によると、一緒にいたのは高校の吹奏楽部の後輩・新藤達也(眞島秀和)。昔から不器用な性格でお人よし、現在は銀行勤めで都心にマンションを所有しているという。涼子は「弟みたいなもん」と、新藤との間に恋愛感情はないことを断言するが、不安が拭いきれない丹波は、貴山に2人の関係を調べてほしいと依頼する。

数日後、貴山と久実が尾行を開始すると、涼子はいつもとはまるで違う、女性らしい服装に身を包み、新藤と恋人同士のような時間を満喫していた。仕事中は決して見せない涼子の楽しそうな表情に、貴山はなぜか胸のざわつきを覚える。しかし、芽生えた感情の正体が分からないまま、丹波に言われた通り、さらに新藤の素性を調べていく。そしてある晩、涼子との食事を楽しんだ新藤を尾行した貴山は、彼が帰宅した家を見て違和感を抱く。