KAT-TUN亀梨和也(37)が、映画「怪物の木こり」(三池崇史監督、12月1日公開)に主演することが6日、分かった。連続猟奇殺人犯をも上回り、目的のためには手段を選ばず殺人すらいとわない“最狂サイコパス”を演じる。

19年に「このミステリーがすごい!大賞」に輝いた同名小説の映画化。亀梨演じる弁護士の二宮彰が、連続殺人鬼から襲撃され、復讐(ふくしゅう)を誓う。追う者と追われる者が次々と入れ替わり、意表を突く展開が連続するサスペンスストーリーだ。連続殺人犯を追う警視庁のプロファイラーを菜々緒(34)が、父親の不審死にふさぎ込む二宮の婚約者を吉岡里帆(30)が演じる。

亀梨は役作りについて「細かい表情や目の使い方を意識しました。『サイコパス』というワードは印象が強いのですが、過度に強い表現をしてしまわないよう、欲望を抑えながら演じました」と振り返った。亀梨と初タッグとなる三池監督は「『自分の感性の赴くままに自由に演じてほしい』とだけ伝えました」と明かし、「無垢(むく)で繊細なむき出しの亀梨和也をご賞味ください。きっと、夢に出ますよ」と称賛した。