歌手美川憲一(77)が7日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで、1年ぶりとなるコンサートを開催した。

開演前の取材会に、光り輝く金色の衣装で登場した。代表曲「さそり座の女」をのびやかに歌唱し、「コロナで大変でしたけど、コンサートが出来ることがうれしい」と笑みを浮かべた。

24年6月に60周年を迎える。美川は「しぶといでしょう? 自分でもやんなっちゃう」と笑わせると、「昭和40年にデビューして、60年もやってこれるなんて思いませんでした。諦めず、まっすぐに歌い続けてきてよかった。おばけは簡単にくたばんないわよ」と“美川節”全開で語った。

77歳になり「少しずつ衰えは感じる」としつつ、ジム通いは? と聞かれると「行くわけないじゃない、私が」とピシャリ。ウオーキングについても「夜の散歩も、徘徊(はいかい)してると思われる」と笑いを誘った。

先輩歌手の加山雄三(86)や橋幸夫(80)はコンサート活動にピリオドを打ったが、「(年上では)黒柳徹子さんもいらっしゃるので、目標に。声だけは出るようにボイトレもして。つえをついても歌っていると思う」と意欲を見せていた。

コンサートでは「おだまり」「柳ヶ瀬ブルース」など全20曲を歌唱。1900人のファンを喜ばせた。

8月23日に最新曲「ふたつの愛」を発売する。