ジャニーズ事務所は9日、公式ホームページで、ジャニー喜多川前社長(19年に死去)の性加害疑惑問題について先月26日に組成することを発表した「外部専門家による再発防止特別チーム」が、一部で報じられた元マネジャーによる性加害疑惑についても調査していくことを発表した。

発表では「弊社創業者である故ジャニー喜多川による性加害問題につき、大きな失望とご不安を与えてしまい、心よりお詫び申し上げます。弊社は、2023年5月26日、『外部専門家による再発防止特別チーム』(以下『本チーム』といいます)を組成することを公表しました」と改めて説明。同チームの位置づけとして「本チームは、検事総長経験者、精神科医、性暴力等の被害者支援の実践を行っている臨床心理の研究者から構成しており、いずれの方も弊社とはこれまで関係を一切有していません。本チームは、弊社から独立した外部の第三者として、弊社代表であった故ジャニー喜多川からの性被害を申告されている方々に寄り添って、弊社の過去の対応上の問題点を調査し、ガバナンス上の問題に関する再発防止策を提言するものです。このように、本チームは、外部の独立した第三者が調査・提言を行うものであり、第三者委員会としての機能を有しています」とした。

その上で、一部週刊誌で報じられた元マネジャーによる性加害疑惑について「弊社に以前所属していたとされる人物の性加害に関する記事が報じられていますが、本チームからは、この問題も含めて調査していく旨をお聞きしております」と報告。「本チームによる調査結果及び再発防止策の提言を受けまして、弊社としましても適切に対応を進めていく所存でございます。皆様にご報告すべき事項が発生した際には適宜お知らせさせていただきたいと考えておりますので、今後とも、これまで以上に様々なご意見ご指摘を賜りますよう、心よりお願い申し上げます」とした。