女優森尾由美(57)が自身と同じ“83年組”について語った。10日、東京・PINK HOUSE東急プラザ銀座店で行われた歌手デビュー40周年記念グッズ発売記念イベントに出席。80年代のアイドルは、中森明菜、小泉今日子、松本伊代、早見優、堀ちえみらがいた82年組に比べて自身たちは“不作の83年組”と言われていたと振り返り「歌が不作でした。売れなかった時は大人の圧が分かるんですよ。デビューしてすぐに売れないな、オリコン2桁出られないなという圧を感じたので。大人のスタッフに申し訳ない気持ちで押しつぶされそうになりましたけど、今はそれでよかったなと。不作と自分で言えるくらい楽しいです」と語った。

同世代には松本明子、桑田靖子、大沢逸美、小林千絵、木元ゆうこ、徳丸純子らがおり、7人でお神セブンというグループも作っている。今秋にはグループでの40周年記念イベントも予定しているといい「売れなかったので全部自腹です。松本明子ちゃんが会場を押さえて、スタッフさんを募集して」と自虐気味に笑わせつつ「何とか技術さんも集まりそうなので、いけそうな雰囲気ではあります」と話した。

7人の結束力は抜群だという。「82年の先輩方は華やかですてきで憧れでしたけど、そうはなれないと思った瞬間からの結束はこちらの方が強いと思います」と笑いを誘いつつ「歌が不作だったので、違う方で頑張ろうというのが合言葉でした。松本明子ちゃんは元祖バラエティーアイドルだと思っていますし、カズレーザーさんにはスギの83年組と言われて。『不作じゃなくて、良くも悪くも何かをばらまいている』らしいです。平均的に売れなかったので仲はすごく良くて、ライバル心とかないです。みんなで助け合いますし、ドラマが決まったり、グッズが出たらおめでとうと言いますし。不作でよかったなと思う瞬間です」。

対面でのファンイベントは30年ぶりの開催となる。記念グッズとして流行のアクリルスタンドなども制作した。写真集に掲載された19歳の頃の水着ショットを使用しており「昔のなら水着姿もありだなと思いました。写真集の一部のものですけど、ビーチの雰囲気を出せるようにつくったので、これはイジってもらいたいなというグッズです」と笑顔で話した。

これからの写真集発売の可能性を聞かれると「需要ないでしょ~?」と口にし「不作の83年組のみんなで何か写真集とかフォトブックとか出せないかなと勝手にランチ会で話していますけど、臆病な年頃なのでまずはリサーチから。何かしらの形で活動は配信していきたいです」と語った。