北川景子(36)が、アニメ映画「劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos」後編(高橋知也監督、30日公開)で、セーラーコスモスの声優を務めることが14日、分かった。同日、東京・丸の内TOEIで行われた後編完成披露舞台あいさつイベントに北川が登壇し、発表された。

そのことに、セーラースターファイターこと星野光を演じた同世代の声優・井上麻里奈は、ありあまる感激を抑えきれなかった。北川は、2003年(平15)にTBS系で実写化されたドラマ「美少女戦士セーラームーン」のセーラーマーズこと火野レイ役で女優デビューしており、声優に形を変えて、デビュー20周年に20年ぶりの「セーラームーンシリーズ」へのカムバックとなったが、井上はドラマ版を見ていたという。

井上は、北川が作品に参加したことへの思いを聞かれ「ちょうど、ドラマシリーズが始まった時、大学生で」と、興奮気味に切り出した。ドラマ版「美少女戦士セーラームーン」は、2003年(平15)10月から2004年(平16)9月25日まで、毎週土曜日の午前7時半から同8時まで放送していた“朝ドラ”だった。井上は「やはり同世代、同学年のみんなで『第1話からドラマを見よう』と…いけないんですけど、コッソリ大学に泊まって、みんなで集まって朝から第1話を見たくらいだったので」と当時、通っていた大学に泊まってまで“試聴会”を開いたと明かした。そして「私の中で、北川さんは、ずっとマーズという思いで(出演作を)拝見していて」と、北川を羨望のまなざしで見詰めた。

実写ドラマ「セーラームーン」出演者は、北川をはじめセーラームーン、プリンセス・セレニティこと月野うさぎを演じた沢井美優(35)、セーラーマーキュリー、ダークマーキュリーこと水野亜美を演じた泉里香(34)、セーラージュピターこと木野まことを演じた安座間美優(36)、セーラーヴィーナスこと愛野美奈子を演じた小松彩夏(36)が毎年、メンバーの誕生日などに集まり“戦士会”を開いてきた。その様子を、各人がインスタグラムなどSNSで報告してきた。

井上は、そうしたSNSでの発信も見守ってきたといい「“戦士会”の皆さんが集まっているのも、ずっと、何て尊いんだという思いで拝見させていただいてきたので…ただのファンです」と感激。北川も「ありがとうございます。うれしいです」と喜んだ。芸能界でも屈指の美しさで知られる北川と、声優界の中でも、トップ女優に並ぶ美ぼうで人気の井上が向かい合い、喜び合う姿に、客席からは歓声が起きた。

◆「美少女戦士セーラームーン」 91年から97年まで少女漫画誌「なかよし」(講談社)で連載された漫画家・武内直子氏の漫画。かわいらしくポップなビジュアルと、セーラームーンこと月野うさぎら運命に導かれた女の子たちが、華麗に変身して戦う愛と正義の物語が、連載開始当初から圧倒的な人気を獲得。単行本の世界累計発行部数は4600万部(紙、電子合計)にのぼり、当時の女の子たちを夢中にさせ、社会現象を巻き起こした。漫画を原作に、1992年(平4)にテレビ朝日系でアニメの放送もスタートし、97年に放送が終了した後も、40か国以上の国で放送。12年にはファンの声に押されるようにプロジェクトが再始動し、14年からは、新シリーズとしてアニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal」がスタート。21年には25年ぶりとなる劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」が公開された。

◆「劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos」 「美少女戦士セーラームーン」が22年に連載開始30周年を迎え、製作された。シリーズ最終章のシャドウ・ギャラクティカ編が描かれ、新たなる敵シャドウ・ギャラクティカが出現し、次々と仲間が狙われ、セーラームーンたちは再び戦いに身を投じていく。最強の敵を前に、孤独に打ちのめられそうになりながらも、顔を上げて前に進んでいき、何のために戦うのか、自らに課せられた使命と葛藤しながらも立ち向かっていく。強く美しいセーラー戦士たちの最後の物語となる。三石琴乃がエターナルセーラームーンこと月野うさぎ、林原めぐみがセーラーギャラクシアを演じた。